業者に頼む前に、市区町村で様式をもらう
補装具費の申請には、医師が書く意見書と、業者が作る見積書の2つが要ります。そして意見書の様式は、医療機関ではなく市区町村でもらいます。目黒区は見積書について「業者の発行した見積書(本人あてのもの)」と、あて名まで指定しています。
何が要るか
必要書類(目黒区・府中市の記載から)
| 目黒区 | 府中市 | |
|---|---|---|
| 申請書 | 補装具費(購入・修理・借受)支給申請書 | 要る |
| 意見書 | 「所定の補装具費支給意見書(必要な補装具のみ、要指定医記入)」 | 「医師の意見書」 |
| 見積書 | 「業者の発行した見積書(本人あてのもの)」 | 製作・修理見積書 |
| 手帳 | 身体障害者手帳 | 身体障害者手帳またはマル都医療券 |
| そのほか | — | 所得証明書/マイナンバー関係書類 |
出典:目黒区・府中市の公表内容(2026年9月10日確認)。必要書類は市区町村ごとに異なります。
目黒区は意見書について「必要な補装具のみ」と書いています。すべての補装具に意見書が要るわけではありません。種目によって変わるので、窓口で確認してください。→ 判定が要るかどうか
意見書を書く医師
目黒区は「要指定医記入」としています。身体障害者手帳の診断書・意見書と同じく、指定医が書くものです。
かかりつけの医師が指定医とは限りません。手帳を取ったときの医師なら、指定医である可能性が高い形です。→ 身体障害者手帳
意見書の作成には日数がかかります。受診の予約から数えて、1か月前後をみておいてください。
見積書は本人あて
目黒区は「業者の発行した見積書(本人あてのもの)」としています。
「本人あて」という条件が付いている理由は、補装具費が本人に支給される費用だからです。業者あてや市区町村あてになっていると、出し直しになります。見積もりを依頼するときに、あて名を伝えてください。
また、見積書は「製作・修理」の内容がわかるものが求められます。一式いくら、では足りないことがあります。
様式はどこでもらうか
順番を間違えないために
- 意見書の様式=市区町村の障害福祉担当課(医療機関では配っていません)
- 申請書=市区町村
- 見積書=補装具を作る業者(本人あてで依頼)
- 所得証明書=市区町村の税の窓口(府中市は必要書類に挙げています)
病院に行ってから「様式がない」と言われるのが、いちばん時間のむだになります。
そろえる順番
目黒区・府中市の記載から整理した順番
- 市区町村の障害福祉担当課に相談する種目と、意見書が要るかを確認します。
- 意見書の様式をもらう市区町村でもらいます。
- 指定医を受診して、意見書を書いてもらう作成に日数がかかります。
- 業者に見積書を依頼する本人あてで、内容がわかるもの。
- 所得証明書などをそろえる府中市は必要書類に挙げています。
- 申請するここまで、まだ買っていません。
状況ごとの考え方
業者に相談したら見積書をくれた
かかりつけ医に意見書を頼んだら断られた
様式を病院でもらおうとした
修理だけしたい
見積書が「一式」だった
意見書が要らないと言われた
よくある取りこぼし
見積書のあて名が本人でなかった
目黒区は「本人あてのもの」としています。
様式を病院でもらおうとした
市区町村でもらいます。
意見書の作成期間を見込まなかった
受診から1か月前後をみておいてください。
所得証明書を忘れた
府中市は必要書類に挙げています。税の窓口は別の課です。
指定医かどうかを確認しなかった
目黒区は「要指定医記入」としています。
→ 3つの制度の切り分け/意見書と見積書/判定が要るかどうか/利用者負担と上限/介護保険が優先される種目/耐用年数・再支給・借受け
確認に使った一次情報
- 厚生労働省「補装具費支給制度の概要」厚生労働省 補装具費支給制度の概要
- 目黒区「障害者の補装具費(交付・修理・借受)の支給」目黒区 障害者の補装具費の支給
- 府中市「補装具の購入と修理」府中市 補装具の購入と修理
- 神奈川県「補装具についてのご案内」神奈川県 補装具についてのご案内
よくある疑問
意見書は誰が書きますか。
見積書のあて名は。
様式はどこでもらえますか。
すべての補装具に意見書が要りますか。
所得証明書も要りますか。
補装具費の支給ガイドの記事一覧
一次情報の確認先
本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。