本ページの掲載する制度の記載は、厚生労働省および各市区町村・都道府県の公表内容にもとづきます。

同じ車いすでも、どちらの制度になるかが決まっている

車いす、歩行器、歩行補助つえ。これらは補装具にも、介護保険の福祉用具貸与にもあります。どちらを使うのか。目黒区は「補装具の種目のうち、介護保険制度と重複する種目は介護保険制度が優先」、府中市は「介護保険の対象となる方は、介護保険の制度が優先されます。」としています。

本ページは補装具費の支給についての手続きの一般的な整理です。病気・症状・治療については扱いません。またどの補装具が必要かの判断は、医師の意見書と身体障害者更生相談所等の判定によります。本サイトが対象になるかどうかを判断するものではありません。判定の要否・様式・窓口・負担の上限は市区町村および都道府県ごとに異なります。お住まいの市区町村の障害福祉担当課にご確認ください。
このページの内容
  1. 介護保険が優先
  2. 重なる種目
  3. それでも補装具になる場合
  4. どちらの窓口に行くか
  5. 状況ごとの考え方
  6. よくある取りこぼし
  7. 確認に使った一次情報
  8. よくある疑問

介護保険が優先

2つの制度の関係

記載出典
目黒区「補装具の種目のうち、介護保険制度と重複する種目は介護保険制度が優先」目黒区
府中市「介護保険の対象となる方は、介護保険の制度が優先されます。」府中市

出典:目黒区・府中市の公表内容(2026年9月10日確認)。取り扱いは市区町村ごとに異なります。

介護保険の被保険者(65歳以上、または40〜64歳で特定疾病に該当する方)は、まず介護保険を見ることになります。

重なる種目

同じ名前のものが両方にある

用具補装具介護保険の福祉用具
車いすあるある(貸与)
歩行器あるある(貸与)
歩行補助つえあるある(貸与)
義肢・装具あるない
補聴器ある(補装具費)ない
座位保持装置あるない

重なるのは「借りて使えるもの」です。身体に合わせて作るもの(義肢・装具・座位保持装置など)は補装具の側にあります。取り扱いは市区町村ごとに異なりますので、必ず窓口でご確認ください。

大まかに言えば、既製品を借りるものは介護保険、身体に合わせて作るものは補装具です。

それでも補装具になる場合

介護保険の被保険者であっても、補装具費の対象になることがあります。介護保険の福祉用具では対応できない、身体の状況に合わせた仕様が必要な場合です。

この判断は、更生相談所の判定または医師の意見書によります。本サイトでは個別の判断は扱いません。判定が要るかどうか

まず介護保険の担当(ケアマネジャー)に相談し、そのうえで障害福祉担当課に相談する、という順番になります。

どちらの窓口に行くか

順番

介護保険で借りられるものを補装具費で申請しても、通らないのが通常です。

介護保険で頼めない範囲については、介護保険の自費の考え方で整理しています。

状況ごとの考え方

65歳になった

介護保険が優先される種目があります。ケアマネジャーに相談してください。

いま補装具費で車いすを使っている

更新のときに介護保険の側になることがあります。窓口で確認してください。

装具を作りたい

義肢・装具は介護保険にはありません。補装具費の側です。

介護保険の車いすが体に合わない

補装具費の対象になることがあります。判定または意見書によります。

40代で特定疾病に該当する

介護保険の被保険者になります。優先関係が生じます。

手帳と要介護認定の両方がある

種目ごとに分かれます。両方の窓口で確認してください。

よくある取りこぼし

障害福祉の窓口だけに行った

重複する種目は介護保険が優先されます。

65歳になっても同じだと思った

介護保険の被保険者になると、優先関係が生じます。

ケアマネジャーに相談しなかった

介護保険の福祉用具は、ケアプランに位置づけて使います。

装具も介護保険だと思った

義肢・装具は介護保険にはありません。

両方に同時に申請した

優先関係があります。

3つの制度の切り分け意見書と見積書判定が要るかどうか利用者負担と上限介護保険が優先される種目耐用年数・再支給・借受け

確認に使った一次情報

よくある疑問

介護保険と補装具、どちらが先ですか。

目黒区は「補装具の種目のうち、介護保険制度と重複する種目は介護保険制度が優先」、府中市は「介護保険の対象となる方は、介護保険の制度が優先されます。」としています。

車いすはどちらですか。

重複する種目です。介護保険の被保険者であれば、まず介護保険を確認することになります。

装具はどちらですか。

義肢・装具は介護保険の福祉用具にはありません。補装具費の側です。

介護保険の用具が体に合いません。

補装具費の対象になることがあります。判定または医師の意見書によります。障害福祉担当課にご相談ください。

両方の窓口に行く必要がありますか。

種目によります。まずケアマネジャーと障害福祉担当課の双方にご確認ください。

補装具費の支給ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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